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1530 名無しさん@おーぷん 21/09/09(木)17:44:58 ID:h4.6a.L1
転職してバス通勤になった
帰りは定時で上がれるので大体同じ時間。

病院前の停留所から白杖を持った同い年くらいの女性が乗ってきた。
おそらく全盲で、杖を上手に使いながら動くが、流石に席の状況は
分からないようで

「空いている席があれば教えてください」

と、定期をタッチした後でハッキリ大きな声で聞く



彼女は週に2度ほど決まった曜日に乗ってくる。
それをよく知ってる運転手は、運転席から離れて手を引きに行ったり
彼女が聞く前にこの辺りが空いています、と声をかけたりするが彼女が聞いても
無言の運転手もいた。

そのとき初めて

「そのまままっすぐ歩いたところに空席がありますよ」

と声を掛けた

ある日、運転手の指示で私の隣に彼女が座ったとき、思い切って話しかけてみた

「お恥ずかしながら、いつもお声かけしようかどうか、お手伝いしようか
 迷ってしまいます。ご迷惑でなければ、何かお力になれることがあれば
 何でもおっしゃってください」

どきどきしながら話しかけたら、こちらを向いて(おそらく全盲と思われるのに
綺麗な目で笑顔で答えてくれました)

「ありがとうございます。そんなふうに思ってくれる人がいるだけで心強いです。
 どこに人が座っているのか分からないので、乗る際に教えてくださったら
 とても助かります」

と答えてくれた

それから降りるバス停まで他愛のない話をし、彼女が乗る日で彼女をあまり
知らない運転手の日は積極的に声を掛けた。席や定期の位置がわかりづらい際は
声を掛けてから手を引いたり。

いい事をした気分に浸り、一人で喜んで満足したいた日々が続いていたが
ある日、降りがけの彼女から話しかけられた。

「いつもありがとうございます。声で同じ方だって分かっています」

それだけのことかもしれないけど、わたしは本当に嬉しかった

迷惑に思う人もいるかもしれないけど、話し掛けたり手を差し伸べずに
後悔するより、断られてもいいやくらいの気持ちで、これからもできる範囲の
ことをしたいと思います

小学生の感想文みたいになってしまったわ、、ごめんなさい、、、恥



1535 名無しさん@おーぷん sage 21/09/09(木)19:05:20 ID:xy.xg.L1
>>1530
とても素敵なお話をありがとう。

勇気をだして申し出たことをもし断られたら、顔が熱くなるけれど
それは恥ずかしくない事だと自分に言い聞かせて、私も席を譲ったり
しています。

あなたのようにスマートにできるよう見習いたいと思います。






 
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