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1798 名無しさん@おーぷん 22/05/18(水) 05:11:23 ID:1e.le.L1
10数年前の5月18日朝4時半は私の人生で忘れられないTOP3に入ってる



※家族(含、子供)の死別話注意




毎年この日この時間は、起きてる限り思い出に浸ってひっそりと泣く

10数年前の上半期頭に夫と双子の子どもが事故でいなくなった

荒れに荒れた私は現実を受け入れられなくて
精神科の薬を酒で流し込む廃人になった

10数年前の5月18日朝4時半、薬と酒でおかしくなった私は
酒が足りないと半袖半パン裸足でコンビニへ向かった

コンビニで酒を山ほど買って出たら警察官が2人いて、
こんな時間に裸足でどうしましたか、大丈夫ですかと職務質問をされた
コンビニ店員か、コンビニに向かう途中の私を見かけた誰かが通報したっぽかった

身分証明書はありますかと言われ、現金と薬と夫と子ども達の写真を入れた
ジップロックを警官に渡して、止められてるのをふりきって私は地面に座り込んで
コンビニで買ったタカラのチューハイを飲んだ

薬で狂っちゃうことが日常だったから、大事な無くしたくないものは
全部ジップロックの袋に入れて持ち歩いてたんだ

免許は持ってないから保険証だけ入れてたんだけど、顔写真もついてないから
本当に私のものなのかも分からない、と、そのままパトカーに乗せられて
警察署へ行った

私はパトカーに乗った覚えはあるけど、そこからは覚えていない

目が覚めた時には、迎えに来てくれた私の両親と兄、義母と義父がみんな
ほぼ泣きながら私を両方から支えてなんとか歩かそうとしていたところだった

私、パトカーの中で夫と子どもの写真を警官に見せて、
この子たちのところに行きたい、もう生きていきたくないと泣き叫んでいたらしい

それは正直全く覚えていない

私が意識を失っている間に、迎えに来てくれたみんなが色々と
説明をしてくれたとのことだった

私が両親の車に押し込まれる前に一人の警官が私に

「大事な存在をなくした苦しみを知ってんのに、自分も周りを苦しめる気か!
 あんたがおらんようになったらどんだけの人があんたと同じように苦しい
 思いすると思ってんねん!」

って言ってきて、私はその時、おーおードラマか何かか?なんとでも言え
偽善者ぶりやがって!クソ寒い奴やな!みたいな暴言を吐いた

そこからまた記憶が途切れて、目が覚めた時には実家のリビングに敷かれた
タオルケットにくるまって寝ゲロにまみれた自分がいた

今まで目が覚めることほど嫌なことなかったのに、なんでだか
あー、目ぇ覚めてよかった、って思った

それから自分でも引くくらい現実を受け入れれるようになって
数年はかかったけど普通の生き方ができるようになった

この日この時間になると大体毎年この出来事を思い出して
もうああはならんぞと気持ちを改めている








 
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